チラシブーム全盛の70年代後半から80年代半ばにかけて、 以前紹介した「サウンド・オブ・ミュージック」のような”館名が実際の公開時期と合わないチラシ”が一部のショップを通じて市場に流入していきました。
この時代、いくつかのショップでチラシの原版を再度印刷したものを販売していたのですが、公開日・館名の告知欄が空白になっていると商品の魅力が弱いので、別の作品のそれを加刷するということが行われていました。子供だましの方法なのですが、それこそお客さんが子供だったので、やってしまったんでしょうね。
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| — | チラシの手帖: 1970年代 |
映画「勝手にしやがれ」公開の1年以上前に、川内康範の書いた連載小説「勝手にしやがれ」が存在したのは紛れもない事実である。その件に関しては“邦題の金字塔、「勝手にしやがれ」は川内康範=作である”に詳しく書いた。そしてその小説が別冊週刊サンケイに連載されていた時のタイトルロゴが、映画「勝手にしやがれ」のタイトルロゴに酷似している。
「劇場側が、日本題名が下品だから、変えてほしいと言ってきているんですが」営業部長は穏やかという長所を持ち、それは同時に、弱気という欠点を作りだす。劇場側の鶴の一声で、封切があやうくなる可能性がある。まだ独立のミニシアターのない時代で、二大系統の上映館しかないのだ。「乱暴だが、決して下品ではないと思います。題名についてはパリから十分説明したはずですけれども。ここを曲げてしまったならば、この映画を輸入した意味がない。あくまで若い世代に向けた題名にしたいのです」(影の部分、p44-45)










